仕事内容

生産管理 新製品管理とは?

生産管理 新製品

今回は生産管理における”新製品管理”について紹介していきます。

少しマニアックな内容になっているかもしれませんが、難しいワードは使っていないのでご安心ください。

新製品の管理って?
生産管理の仕事をもっと知りたい!

といった方々へ向けた内容になっております。

製造業の場合の新製品に関する生産管理の仕事を紹介していこうと思います。

新製品管理って何やるの?

まず、新製品に関する大まかなフローを説明します。

  1. 仕事を受ける  by 営業
  2. 出図(図面を起こす) by 設計
  3. 生産拠点を決める by 生産管理(企画)/生産技術
  4. 生産準備を進める by生産技術/試作
  5. イベント対応 by生産管理
  6. 荷姿設定 by生産管理(物流管理)
  7. ライン・オフ(量産開始) by 製造部門
  8. 初期流動管理 by 製造/品質管理など
  9. 流動品へ~

だいぶ省略した部分もありますが、大体こんな感じです。

一つずつ解説していきます。

①仕事を受ける  by 営業

→これはわかりやすいですね。営業が仕事を取ってきます。

どのような製品をどういった仕様で、いくらで売るかを設定していきます。

営業から客先へ提案して仕事を得るケースと、客先から「こういう製品をお願いできないか?」といったケースがあり、仕事の受け方は業界や会社間の親子関係などによって大きく変わってきます。

 

②出図(図面を起こす) by 設計

→図面がなければ何も始まりません。出図はモノづくりをする上で最初にすることで、最重要なことです。図面にはその製品のあらゆる情報が書き記されています。

設計部門があらゆるシミュレーションや計算をしながら寸法や角度、材質などを決定し、どのような製品であるのか、社内外へ保証するものになります。

③生産拠点を決める by 生産管理(企画)/生産技術

→ようやく生産管理の出番です。

図面ができたら、どの工場のどの生産ラインで生産するのかを決めていきます。

社内の生産ラインで生産するのか、海外拠点で生産するのか、協力会社へ委託するのか、をコストや品質などあらゆる面で検討していきます。

こういった内容を行うのが生産企画or生産管理or生産技術あたりですが、会社によって体制が異なるので、多種多様です。

④生産準備を進める by生産技術/試作

→生産場所・ラインが決まると生産準備を進めていきます。新設ラインの準備をしたり、既存ラインの改造をしたりと試行錯誤しながら進めていきます。

この場合、生産技術が中心になって進めていくはずですが、試作課のような部門で試作品を作ってみたりしながら進めるケースもあります。

生産管理としては生産準備がスケジュール通りに行われているのかをフォローしていきます。

⑤イベント対応 by生産管理

→これは製造業の自動車業界の場合ですが、新製品をいきなり作り始めることはありません。何度か車両を組んでみて、問題がないか確認を繰り返していきます。

そのことをイベントと呼びます。

12月に量産開始の場合

9月:10台  ←イベント①

10月:30台 ←イベント②

11月:100台 ←イベント③

12月:L/O(ライン/オフ)

こういったイベント情報を客先から入手し、社内の関係部署と共有しながらスケジュール管理・納期管理をするのが生産管理の仕事です。

⑥荷姿設定 by生産管理(物流管理)

→荷姿とは、客先へ納入するときの製品の状態のことを指します。

  • どのような箱に製品をいれるのか
  • いくつ製品をいれるのか
  • 品質に問題ないか。

を確認しながら決定していきます。

何度か輸送トライをして、品質的にも問題ないかを確認していきます。

こういった部分を会社によっては生産管理がやったり物流管理がやったりしますが、基本的には生産管理全体の仕事の一つになります。

⑦ライン・オフ(量産開始) by 製造部門

→いよいよラインオフです。

ラインが立ち上がる時、予定通りにいかないことも多く、不良品が多数発生したり、計画通りの数量が生産できないことも多々あります。

製造部門が中心に作業者の教育やシミュレーションをして万全を期して臨むのですが、そううまくいかないこともあります。

そういったことのないよう、生産管理としては注意が必要です。

⑧初期流動管理 by 製造/品質管理など

→ラインオフしたからといって安心なわけではありません。新製品の立ち上がり直後は品質的にも問題が出やすく、重点管理が必要です。定期的に品質レベルを確認しながら安定的な生産を目指していきます。

他にも稼働率やオペレーション上の問題点を洗い出しながら、日々管理していく必要があります。

こういった一連の管理を初期流動管理と呼びます。

⑨流動品へ~

→一定期間が経過し、問題ないことがわかると初期流動期間が終了し、通常の流動品となります。

このように、新製品管理における生産管理の役割は部分的に見えるかもしれませんが、この一連の流れ(出図~流動品になるまで)をすべて管理しているのが生産管理です。

関係部署がスケジュール通り動いているか、時には尻を叩きながらコントロールしていくのです。

生産管理 新製品

新製品管理で大変なことは?

新製品管理をしていて大変な点を紹介します。

それは、自分たちではなく、関係部署を動かさなくてはならない。という点です。

出図も生産準備も、他部署が行います。モノを造るのも製造部門です。

生産管理はこれらの部署をコントロールし、スケジュール通りに動かす使命があります。

遠慮していて遅れが出ると、と後ろの工程がどんどん大変になります。

そうならないように管理していく司令塔的なポジションとして業務遂行が必要なのです。

さいごに

ここまで新製品準備について紹介してきました。

少しイメージが湧きづらい部分もあるかもしれませんが、

少しでも理解が深まる内容になっていれば幸いです。

新製品立ち上げというイレギュラーのときにこそ、生産管理という仕事が重要になり、存在意義を認識できることでしょう。

ABOUT ME
papao
自動車部品メーカーにて生産管理の仕事をしています。 まだまだ勉強中の身ですが、少しでもみなさんの役立つ情報を発信していけるよう精進中です。 よろしくお願いします。