今日は生産管理の残業や休日出勤(休出)について紹介します。
働き方改革という言葉が流行っています。
残業や休日出勤を極力減らすことでワークライフバランスを整えていこうという動きです。
人それぞれだとは思いますが、今の20代~30代の若い世代は、朝から晩まで仕事漬けの日々を求めてはいません。
適度な勤務時間で、それなりの給与がもらえていれば十分と考えている人が多いのが実態です。
そういった背景により、生産管理は残業や休日出勤が多いイメージがあるのか、毛嫌いされる傾向にあります。
今回はイメージと実態にどれほどギャップがあるのかを紹介していきます。
最近、生産管理の人向けのオンラインコミュニティができたようです。
私も入っていますが、非常にためになるコンテンツがそろっています。
興味がある人はぜひ覗いてみてください。
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Contents
生産管理(事務)の場合
まずは、生産計画や生産企画といった事務系の生産管理についてです。
先に結論を言います。
残業はそれなりにある。
休出はほとんどない。
残業について
会社の状況や人員体制、業務の守備範囲によって大きな違いはありますが、その他の事務系と比べて特別に残業が多いということはありません。
「あほか、めちゃめちゃ残業してるわ!」
という人もいるかもしれませんが、そこは申し訳ありません….。
生産管理という仕事は、スケジュールを立て、その通りに現場が動けばほとんどの場合忙しくありません。
そのため、トラブルがなく、やるべきことをルーティン業務としてこなすだけであれば残業が発生する場面は少ないです。
しかし、生産管理にトラブルは付き物です。トラブルの火消し業務に時間を取られ、日々の業務がこなせない場合には残業が発生します。
また、事務系の生産管理は昼勤オンリーの場合が多いです。しかし、現場は夜勤も動いている場合は、夜勤でも問題のないように管理しておく必要があります。
夜勤でトラブル発生→対応者(生産管理)不在という事態は避けなければなりません。
昼勤のうちに夜勤の8~10時間分の仕事をしなければいけない場合は、業務量としては多くなります。
体制にもよりますが、残業発生要因としては“突発トラブル”と“夜勤の有無”等があげられますので、その辺りの状況によって大きく左右されると言えます。
休出について
休日出勤に関しては、ほとんどない場合が多いでしょう。特に物流管理業務(現場)と事務業務が分離している会社の場合は、事務型の生産管理の休日出勤は少ないと言えます。
休日出勤をするのは、以下のようなケースです。
・特定のイベントによる業務増
・休日の工場稼働日
特定のイベントというのは、トラブル対応も含みますが、棚卸や大きなプロジェクトを抱えている場合等の例が挙げられます。
もちろん、定時間内で終わる場合は問題ありませんが、どうしても時間が足りない場合は休日に出勤して業務をする場合もあります。働く側としては避けたい事態ですが、これは生産管理だけの話ではありません。
他にもさまざまなトラブルに見舞われる場合もありますので、最悪の場合は休日も出て対応に追われますが、そのようなパターンはほとんどありません。
生産管理のトラブルに関してはこちらをご覧ください。↓
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また、得意先の稼働状況に合わせて工場の生産ラインが休日も稼働する場合があります。
この場合はほとんど現場のみの対応で済むことが多いので、出勤せずとも問題ない場合もありますが、状況や管理体制によって出勤の必要性が出てくる場合もあるでしょう。
最悪のパターン、急な呼び出し
急な呼び出しのある会社もあるかもしれません。
夜中や休日に急に呼び出されるケースです。
こんなことが頻繁の起きるような体制の会社は即辞めた方が良いと思いますが….。
夜勤や休日にもトラブルが発生し、どうしても対応しなければならない場合も稀にあります。
こういった場合は、出勤を余儀なくされます。
特にリーダー職や管理職である人はそういった対応に追われることもあるでしょう。
しかし、不在時にそういったトラブルが起きないように業務をこなしておくこと、夜間の対応をできるような体制づくりをしておくことが大切だと言えます。
トラブルの多い生産管理とは言え、長時間残業や頻繁な休出ばかりの環境では辞めていくばかりなので、対策をしている会社が多いでしょう。
もし、あなたの会社が残業や休出が当たり前になっている場合、それはその会社の当たり前であって、生産管理の当たり前ではありませんので、すぐに逃げましょう。
あなたの経験にもよりますが、転職は容易です。
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物流管理(現場)の場合
今後は現場で働くことの多い物流管理の仕事の残業時間です。
事務系と比べても計算外の仕事やトラブル対応が多いと言えます。
結論はこうです。
残業は多い。
休出は避けられない。
残業について
物流管理の場合は事務系と比べて突発業務やトラブル対応は多いでしょう。
決められた仕事だけをしていれば良い仕事もありますが、どんなことが起きても時間通りにモノを動かすことが物流管理の使命です。
「定時後なので対応できません」
というわけにはいかないのが実情です。
ただ、一人一人の残業時間は管理者が細かく管理されている場合が多いので、”無制限に”とか”法外な”という残業はない会社が多いでしょう。
今はコンプライアンスに厳しい世の中なので。
休出について
休出についても避けられません。
休日にも出荷業務をしなければいけないケースは多々あります。
これは、得意先が「休日もモノを納めろ」と言えば出荷します。
そのため出荷マンは必要です。
生産部門の事情で生産ラインを動かす場合にも物流管理のサポートが必要なので出勤にあたります。
こういったケースは特に製造業では当たり前になりますので、もし物流管理を志望する人がいれば覚悟をしておくと良いでしょう。
休日出勤は手当ても付きますので、稼ぎたい人にはもってこいです。笑
さいごに
生産管理の残業や休出についてでした。
会社の体制や人員の数によっても大きく異なりますので、一概には言えませんが、少なくとも長時間残業や休日出勤が当たり前の仕事ではありません。
確かにある程度は覚悟すべき部分もありますが、どんな仕事であってもある程度は受け入れるべきでしょう。
嫌々残業している人は、どうすれば早く仕事が終わるのかを考えていきましょう。
個人の頑張りではどうにもならない場合は転職を考えましょう。
それでは今回はこの辺で…。
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